何が何でも創作週間 まとめ

前回の投稿から大分期間が空いたじゃねーか!

本当はブログ運営とか創作活動とかを日常に定着させるための試みだったのにまるで効果が出ていない。学習していない。由々しき事態である。

自虐はさておき、2月下旬に「何が何でも創作週間」として5日間とにかく1時間以上は確保して創作作業を行うという取り組みをしたのでその総括である。
個人的な意見も混ざるので話半分程度にとらえていただけると幸いです。


何故この取り組みを行ったか

まずは前提のおさらいから。

もともと私自身はアプリなりデザインなりチマチマしたものをチマチマ作るのが好きで、その延長で「ブログをたてよう」と決心しサーバースペースとドメインを取得するも全く手つかず。

それ以外にも「創る」ことを全然しなくなり、何かしら作りたいもののビジョンが浮かんでも中々それを着手できないでいた。

そんな状態の中で、形式ばったモノではなくてあくまでお友達としての支援レベルではあるけれど、なんと私のもとに創作の御依頼が2件入ったのだ。これにより本格的に作業せざるを得なくなったことがきっかけ。しかしプライベートの案件とはいえ依頼を引き受けて相当な期間作業せずにサボってしまったので、これではいけないと思い「何が何でも創作週間」を制定した。

で、ついでにサーバースペースもドメインもタダではないし、2017年末にデジカメを手に入れたことだし、今回こそはちゃんとブログ運営したいとも思っていたので、せっかくなのでブログにその進捗を記せばよりやらざるを得なくなるかな、と思ったのでその取り組みの中にここでの進捗報告を入れた。


やったこと

以下のルールに従って、とりあえず創作活動を行うこととした。

  • 対象の期間を設定する。今回は5日間通し。
  • 対象の期間中はどの時間帯でもいいからとにかく1時間作業する。
    • 最初は21:30に必ず始めるつもりだったけど、遊びに誘われたら断れないので時間は自由。ただしiPhoneのアラームは21:30に鳴るようにしていた。
  • 作業後はこのブログで作業した内容と大雑把な進行度をまとめる。
    • ついでに雑感とかわかんねーこととか書いてまとめる。上司に出すやつじゃないから、要点がまとまっていれば多少乱暴な書き方でもOKとした。

取り組みの結果

単刀直入に言えば、私の場合は「効果あり」だった。

そもそも自宅でデスクに向かって作業するというクセがあまりなかったので、その前提をルールとして決めたことは「作業をやるかやらないか」の壁を超えるための大きな助けになった。そもそもやらないでサボっていたことがしょっちゅうだったから……。
結果的に「やるかやらないか」の壁を超えたら、意外にも作業を続けることができたのである。そもそも作業内容が「やりたいこと」だった故に、一度始めれば体力が尽きるかどうにも進めなくなるかするまで続けたいと思ったのだ。さらに必ず作業することを数日やると、次の日以降のモチベーションが上がるのだ。多少ね。

「やるかやらないか」の壁を超えると、次は「時間」の壁である。

会社勤めだと時期によってどうしても帰る時間が遅くなる日が続くということが起こりやすいが、最低でも1時間確保する必要があるということはそれを1日の予定に組み込んで見積もらないといけないため、「作業するための時間」を確保しようと意識するようになった。そのおかげか、今まで「時間がない!」と思っていたけど実は半分くらい認識の誤りであって、実際1時間くらいであれば捻出することは可能であることに気づいた。(睡眠時間をなるべく削らない前提の下で言えば、トーゼン帰宅が23時なんてことになれば無理に捻出してはいけない。)
意識すれば割と時間はできる。1時間くらいなら。

最後に襲い掛かるは「進行ペース」の壁である。

作業時間を費やしたからと言って必ず作業が進むとは限らないのだ。
特に期間中はデザインの作業も行っていたこともあり、そっちの専門分野ではない私は最悪図形1つすら操作できずに終わることもあり得るのだ。ただそれはそれで仕方のないことではあると割り切って、まず進捗はちゃんとまとめようと意識した
そうは言っても結局進捗をブログに書くということは、それなりに進まないと箇条書き1項目すら書けなくなるので、せめてちっこい作業だけでも進捗報告に書けるような作業は進めようと意識するようになった
これで最低でもドン詰まり過ぎて何も進まないという現象はギリギリで回避できる。あとは進捗報告の時にちゃんと自己分析(何で迷っているのか、何がわからないのか)をまとめてアウトプットすることで課題として認識できるので、翌日以降どこを補ったらよいか、何を調べたらよいかがわかるようになった
そういう意味では、実は進捗報告って(ちゃんと分析できるのならば)効果的なんだなと思った。
ただこの辺って腕前が発展途上の場合にだけ効きそうな感じがする。手癖のようにスラスラ作業できるような人とか特に課題にぶちあたることがないのであれば、作業の振り返りをするよりもさっさと作業進めたほうが効率がよさそう


反省点

今回の作業を通して思ったこととしては何より「自分が作業しやすい環境を作る」ことだった。

座椅子にこたつテーブルの環境は作業するにはあまり向いておらず、特に長時間作業したい時にはあまりじっとしていられなかった。猫背にもなりがちなので、もう少し楽な姿勢で取り掛かれる環境が欲しいと思った。

あと作業する上で大事なのはソフトウェア・ツールも重要であることを思い知らされた。
簡単に言えば「作業するためのソフトウェアに慣れて、慣れたソフトウェアが使えること」である。

今回の作業期間の中で頭を抱えたのがデザインするためのツールで、今まで私はAdobe Illustratorを使っていてそれに慣れきってしまっていたのだが、今回Adobe税をケチったためにInkscapeを使わざるを得なかった。
しかしInkscapeは今回初めて使うツールで、期間中作業していて完成形のビジョンは浮かんでいるけどもそこにたどり着くまでのオペレーションがまるでわからなかったのだ。
もちろんどんなツールを使おうがきちんと使用法を学んでそれを使いこなせるようになるのがベストだとは思うが、成果物を優先したい時にはかえって阻害要因でしかなかった。
ここから使用するツールなどの作業環境については、「作業を進めることを優先するなら金を惜しまずになれた環境を構築する」か、「あらかじめ中心となる環境に慣れておく」ことが大切と学んだ。


本来のこの取り組みの目標としては「作業習慣の定着化」を目指していたはずだけれど、終わってみてまた作業に戻らなくなっているコノザマを見ると、定着は一筋縄では行かない(か人格の問題か)なと痛感している。

ただそういった状態であっても、何かを作りたいという明確なビジョンがあるならばこういった作戦は非常に効果的であることはわかった。まだまだ作りたいものは残っているし、ここ一番というところはまた意識的に作業に取り掛かりたいと思う。